2008年のネット運営を振り返りまして、売り上げ並びに注文件数が昨年と比べ若干の伸びとなった事から、ネット営業自体はほぼ安定してきたのではないかと思っております。ですが、インターネットを使い物事を調べたり製品商品を探したりという事が、全ての人や企業に定着したとはまだ言いがたいとも思いますし、何より新規にて引き合いやご注文をいただく方々や企業様が1年の間に数多くいるという事を考えますと、まだまだニーズは眠っているのではないかという考えが正直な所ですので、今後も今まで以上に、ネットにて引き合いをいただく企業様や購入される方々に「比較的特化」した商品展開、サービスの提供をより強固にする事を念頭に置こうと思っております。 製品的には種類的な変化はさほどありませんでしたが、ここ何年か同様に「低頭ねじ」の引き合い売り上げが多く、その中でも若干の頭部サイズ違いでの新規製作が比較的多かったようです。また、当社オリジナル品の「AHN」に関しましては、相変わらずの売り上げを見せ、昨年に引き続き、ねじ商社様からの品名を指定されての引き合いも多かったものですから、名称自体が市場にて認知し始めているのかもしれません。また「第2回草加モノづくりブランド」に、当社製「小型ヒューマノイドロボット仕様低頭ネジ」が認定されたという事から、「低頭ねじは浅井製作所」という当社的に良い流れと、毎度毎度お世話になっていますロボットビルダーの皆さんとの継続的な良い関係に繋がっているようです。 一昨年より始めました「ねじ工房」の方ですが、こちらはネット営業のもう一つの柱にはまだ程遠く、売り方等試行錯誤の最中です。そんな中、これも一昨年より参加しています「デザインフェスタ」におけまして、参加する度に売り上げが伸びていっている事、それにもまして購入いただく方々の感触が大変良い事から、このイベントを一つの柱にして行こうと現状は思っております。 なお昨年も一昨年同様、ネット経由から仕事以外のお話が多い年でしたが、そんな中でも、国立科学博物館にて開催さました「大ロボット博」に、前出の「小型ヒューマノイドロボット仕様低頭ねじ」が展示された事と、東京圏の機械関連工場(こうば)の風景を集めた写真集「東京町工場」に掲載された事、その記事が週刊文春に転載された事は、単純に喜ばしい事でした。 |